ipod videoのイヤホンからの音トラブルに対する修理方法(分解解説)
ここではipod videoを例に、イヤホンジャックの交換方法を解説します。
対象となる故障状態は以下のような症状です。
・イヤホンの音が割れる(ノイズが入る)
・イヤホンから音が出ない(または片耳からしか音が出ない)
・HOLDスイッチが勝手にON/OFFになる
・HOLDスイッチの反応が悪い(または効かない)
いずれの場合も、イヤホンジャックの接触不良もしくはイヤホンジャックの故障が考えられますので
イヤホンジャックを交換することによって直る可能性が高いです。
※分解は自己責任にてお願い致します。
1.ipod videoを側面から分解していく
▼ipodを金属ヘラもしくは
ipod video分解ツールなどで側面から開けます。
てこの原理を使って周りを丁寧に開けていきます。
※ipodは表面(上部)のツメが裏面(下部)に8カ所くらいひっかかって閉じられています。
2.フロントパネルを外した時の内部写真
▼開けたら中身はこのようになっています。
3.イヤホンジャックのフレキケーブルを外す
▼写真のこの部分になります。茶色の留め具を上げたら簡単に外せます。
4.次にバッテリーのフレキケーブルを外す
▼写真のこの部分になります。そのまま上に引き抜けば簡単に外せます。
5.表裏のパネルの分離
▼2か所フレキケーブルを外すと、フロントパネルとバックパネルを分離できます。
6.てこの原理でバッテリーを持ち上げる
▼粘着テープでバッテリーが留められているので、てこの原理で持ち上げます。
7.バッテリーを取り外す
▼ここで交換用のバッテリーに付け替えます。
8.イヤホンジャックのネジをはずす
▼小さめのプラスドライバーではずせます。
写真中央の白の四角い部分を止めているネジを2カ所はずします。
9.HOLDスイッチのネジをはずす
▼イヤホンジャックはHOLDスイッチとコードがつながっているので一心同体です。
HOLDスイッチのネジも2カ所あるのではずします。
9.正常なイヤホンジャックと交換
▼取りはずしたイヤホンジャックの代わりに、購入したイヤホンジャックを取り付けます。
この後は、今まで分解してきた過程の逆のプロセスで元通りに戻します。
※以下のように先に角をフィットさせてからHOLDスイッチをフィットさせるとうまくはまります。
10.逆の手順で元に戻す
イヤホンジャックを取り付けたら、次はバッテリーを取り付けて、表フレームを元に戻せば交換完了です。
自分でパーツ交換できそうならやってみよう!
APPLEに修理を依頼すると大手価格なので修理代金が高額です。
↑iPod Video(第5世代)の中古純正部品はこちら
かと言って民間の修理業者では、
「故障してしまっても弁償しない」という内容のサインをさせられる所も多く、
APPLEより安いとは言えど自分で修理するよりは当然費用がかかります。
もし自分で分解し、パーツ交換して修理できるならそれがベストだと思います。
当店では、すべて本体から取り外した正常な純正部品のみを扱っておりますので、
自分で修理してみたい方は一度該当パーツの在庫があるかチェックしてみて下さいね。